DFGのツーリングジャケットをご紹介。防寒と運動性能に優れたもの、通気性を調整しほぼオールシーズン活用できるもの、見た目のデザイン性にこだわったもの……、ライダーのこだわりに合ったジャケットが見つかるはず。
防風性、運動性、通気性、デザインのかっこよさ……。ツーリングジャケットに求めるものは人によってそれぞれ。しかし、いざ買うとなるとどれが自分の欲しいものかわからないと悩む方も多いかもしれません。今回はDFGのツーリングジャケット3選をご紹介。機能性やデザイン性など、こだわりに合わせたジャケットが揃っているので、きっと気になるジャケットが見つかるはず。
オフロード走行もできる動きやすさ、DFGウィンターライドシリーズ
まず初めに紹介するのは「ウィンターライドシリーズ」。DFGラインナップの中で特に防寒性能を重視したウエアです。通常、防寒性能を高めると動きにくさが出るものですが、そこはダートフリークが開発しているということで、オフロード走行時の動きやすさも追求して作られています。動くことで内部に発生する熱で身体を暖めるだけでなく、ジャケット内部の通気性が高いため汗で張り付いたりしない快適さも両立させています。公道でのツーリングはもちろん、林道やオフロードを走るライダーにもピッタリのアイテムです。
DFG
ウィンターライドジャケット オフロード
¥25,300(税込)
カラー:ブラック
サイズ:S、M、L、XL、2XL、3XL
DFG
ウィンターライドパンツ トレール
¥22,000(税込)
カラー:ブラック
サイズ:30、32、34、36、38、40
風が冷たくなってくる秋冬は、ツーリング時に受ける風で体温が一気に下がるため、防風対策は必須です。ウィンターライドジャケットは、いわゆるソフトシェルジャケット。ストレッチ性と通気性に優れていて、登山などアクティブに動くアウトドアシーンで多く使われています。「シェル(殻)」と名前に入っているように、外から受ける風や寒さから身体を守ってくれます。
一方ジャケットの内側はメッシュになっているのが特徴です。この点について開発担当者にお話を聞いたところ、
「普通は保温性を高めるためにジャケットの内側に中綿をつけるのですが、ウィンターライドジャケットはあえてメッシュにしています。特にオフロード走行時は荒れた路面を乗りこなすために身体を動かしたり、力が入ったり、走行を続ける中で体温が上がって汗をかきます。この時に、中綿による保温性能が働いてしまうと、ジャケット内に熱がこもってしまい、汗が肌にはりつき、ジトジトした着心地になってしまいます。これを避けるために、メッシュを採用することでジャケット内部での通気性を確保し、着心地の快適さを高めました」
とのこと。動いて体温が上がった時の着心地も考慮して作られていることで、ツーリングからオフロード走行まで幅広く使えるようになっています。
また、「オフロード走行時の動きやすさ」を実現しているのがこの肩周りのプリーツです。公道を走る際は基本的にシートに座った状態で走行を続けることが多い一方、オフロードを走る際は、荒れた路面に対応するためにスタンディング姿勢を取ることが多いです。ハンドルに覆いかぶさるような姿勢の時に、プリーツが入っていないジャケットでは肩周りがつっぱってしまうことがあります。プリーツによって肩周りの可動域を広く確保し、動きやすさを感じさせているのです。
他にも、袖口をベルクロで隙間なくぴったりと留めることができるので冷たい風が入ってくることもありません。さらに、ポケットは外側と内側に配置。チャックがついているため、オフロード走行で激しい動きをしても中に入れたものが落ちる心配はありません。また、オプション品のチェストプロテクターを取り付けることも可能で、転倒時の安全性も確保できます。
なお、ウィンターライドシリーズにはパンツもラインナップしています。パンツはブーツアウトタイプ。チャックがついているため、ツーリング用ブーツはもちろん、オフロードブーツを履いた状態でも着脱が簡単なのが特徴です。
また、パンツには中綿が採用されていて、保温性を高めています。膝部分にはバリスティックナイロンを、膝内側には耐熱レザーが使うことでマシンとの摩擦で生地がダメになりがちな部分の耐久性を確保しています。
冬の寒さを凌ぐ重ね着術
ウィンターライドジャケットは長袖や薄手のダウンなど、保温性のあるものを着込むことで、さらに防寒性能を高めることができます。そこで、着込む服によって保温性能を調節する、重ね着術をご紹介。この重ね着を使い分けることで、林道や高速道路など、シチュエーションに合わせて防寒性能を変えることができます。
①ジャケット+あったかインナー
まずはシンプルにジャケットとインナーのみの組み合わせ。インナーにはDFGの「レーシングシャツ ウォーム」を着用してます。あくまでインナーのため生地は薄いですが、蓄熱保温素材を採用しているため、ジャケットと組み合わせることで走行時も保温性を確保できます。
②ジャケット+あったかインナー+モトクロスジャージ
インナーを着ていても寒さを感じる場合は、インナーの上に1枚長袖を着ることで保温性が高まります。そこでおすすめしたいのがモトクロスジャージです。モトクロスジャージはモトクロス競技を行うために作られたスポーツウエアのため、競技を行なっていない方は手を出しにくいと考えるかもしれません。しかし、ジャージは運動性能に優れているため、例えばコットンの長袖Tシャツと比べてごわつくことがなく、ライディング時の動きやすさを実感できます。もちろんインナーとの相性も抜群。インナーとジャケットだけじゃ物足りない、と中に着る服に悩んでいる人にぜひ試していただきたい組み合わせです。
③ジャケット+あったかインナー+モトクロスジャージ+電熱ベスト
ここまで保温性能を高めるために「着込む」ということを勧めてきましたが、自らの体温だけでは太刀打ちできない、すぐに体が冷えてしまう厳しい寒さの場合は、「発熱」で身体を暖める電熱ベストをおすすめします。電熱ベストが発熱することでジャケット内の温度を高まり、ジャケットによって熱が外に逃げないため、暖かい状態をキープしながら冬時期のツーリングも快適に走れます。
なお、ライドハック編集部では、実際にウィンターライドシリーズの性能を試すべく、東京から九州までの自走ツーリングを行いました。こちらでは中にダウンを着込んで保温性を高め、長距離ツーリングに挑戦。どれほど寒さを凌げるのか、ぜひ参考にしてみてください。
春から秋までこれ1枚、DFGナビゲータークールジャケット
DFG
ナビゲータークールジャケット
カラー:カーキ/ブラック、ブラック/シルバー、スチール/シルバー、ブラック/ネオン/イエロー、ブラック/ブル-
サイズ:M、L、XL、XXL
¥24,750(税込):カーキ/ブラック、ブラック/シルバー、スチール/シルバー
¥27,500(税込):ブラック/ネオン/イエロー、ブラック/ブル-
せっかくジャケットを買うなら、一年を通して活用できるものが良い。そう考える方も多いでしょう。そこでおすすめしたいのがDFGナビゲータークールジャケットです。ベンチレーションの多さが特徴で、季節に合わせてベンチレーションの開閉を調整することで春から秋までほぼオールシーズン使えます。ダートフリーク社員もお客さんも「冬以外はこれ1枚あれば快適にツーリングできる!」という声が多く、評判が高いアイテムです。
ベンチレーションは左右胸部分と背中、腕についており、写真のように取り外して収納、またはチャックの開閉で通気性を調節できます。春秋は胸部分と背中、夏の暑い時期には全てを全開にすることで涼しさを確保できます。
こちらの機能性も編集部で特集しているので、チェックしてみてください。
スタイリッシュに決めたいライダーへ、DFG Motorcycle スクランブラージャケット
DFG Motorcycle
スクランブラージャケット
¥20,900(税込)
カラー:ブラック
サイズ:S、M、L、XL、XLL
スタイリッシュかつおしゃれなジャケットを求めているライダーには、DFG Motorcycleのスクランブラージャケットがおすすめです。DFG Motorcycleは、DFGのアパレルコレクション。オフロードツーリングだけではなく、スクランブラー、ダートトラッカー、トレールバイカーに向けたデザインで、DFGとはまた違うテイストの商品が揃っています。
ジャケットは、レザーではなくワックスドコットンという、綿にオイルをしみこませた防水生地を採用しています。着込んでいくことで風合いが変わるため、生地のエイジングを楽しむことができます。
また、肩・肘には耐久性と耐摩耗性に優れた牛革のパッドを配置し、ジャケットのデザイン性を保ちつつ、プロテクション性能も高めています。なお、写真で見ると一見生地が固そうに見えますが、背中両脇にストレッチ素材が使用されており、窮屈に感じることはありません。
シンプルでありながら存在感のあるアイテムのため、Tシャツやパンツなどと組み合わせてスタイリングを楽しむこともできますよ。
防寒に特化したウィンターライドシリーズ、ほぼオールシーズン使えるナビゲータージャケット、そしてスタイリングを楽しめるスクランブラージャケット。DFGには多様なジャケットが揃っています。自分の好みやこだわりをもとにジャケットを選んでみてください。