ダートフリークは、D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 IA1・IA2・レディースクラスに参戦する以下のライダー達と契約を結び、弊社で取り扱うウエアやパーツを提供することでレース活動をサポートしている。6月14〜15日に行われた第4戦でサポートライダー達はどんな活躍を見せたのか、各クラスを振り返る。
【D.I.D全日本モトクロス選手権サポートチーム&ライダー】 #1 ジェイ・ウィルソン(YAMAHA FACTORY RACING TEAM) ■IA2 #1 中島漱也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM TAKA) ■レディース #1 川井麻央(T.E.SPORT)
■IA1
#4 大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)
#5 能塚智寛(Team Kawasaki R&D)
#6 大塚豪太(T.E.SPORT)
#7 安原志(八尾カワサキ with ANNEX CLUB)
#8 大城魁之輔(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松)
#10 内田篤基(Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS)
#15 渡辺祐介(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM)
#27 小島庸平(BellsRacing)※スポット参戦。第4戦の出場はなし
#4 田中淳也(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松)
#5 柳瀬大河(TKM motor sports いわて)
#6 鴨田翔(Kawasaki PLAZA 東大阪)
#12 福村鎌(TeamSBE)
#14 吉田琉雲(Bells Racing)
#34 松木悠(Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS)
#35 今岡駿太(Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS)
#47 道脇右京(バイカーズステーション金沢レーシングwithMOTUL)
#6 箕浦未夢(TEAM ITOMO)
6月14〜15日、広島県にある世羅グリーンパーク弘楽園にてD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 第4戦 中国大会が開催された。同コースで全日本モトクロス選手権が開催されるのは2年ぶり。サポートライダーたちが出場するIA1・IA2・レディースクラスは土曜日に予選、日曜日に決勝が行われた。
会場の世羅グリーンパーク弘楽園は広島県の中東部にある世羅高原に位置する。路面はハードパックで滑りやすく、アップダウンが激しいコースとして知られている。大会当日の天気は土曜日が雨、日曜日が雨のち晴れ。予選はマディコンディションだったが、決勝日は徐々にドライコンディションへと回復したため、ライダーはその路面状況の変化に苦戦を強いられた。
なお、今大会では世羅グリーンパーク弘楽園の名物である「ラムソンジャンプ」を目の前で見ることができるダートフリーク応援観覧席を設置。さらに、ダートフリーク創業35周年を記念して製作したDFGのスペシャルウエアを#8大城魁之輔、#25道脇白龍、#47道脇右京、#6箕浦未夢が着用し注目を集めた。
IA1クラス
IA1クラスは30分+1周で行われた。ヒート1、#4大倉由揮がスタートで飛び出しトップを走行。続いて#15渡辺祐介が2番手、#5能塚智寛が3番手につける。能塚がすぐに渡辺をかわして2番手に浮上。大倉を追いかけるが、その差は徐々に開いていく。大倉は終始レースをリードする完璧な走りでトップチェッカー。今季初めての1位を獲得し、レース後には「こんなレース展開初めてです。優勝できて嬉しい」と喜びを露わにした。能塚は安定した走りで2位、渡辺は後退し5位でレースを終えた。
なお、第3戦終了時点で6勝を飾る#1ジェイ・ウィルソンは、オープニングラップでクラッシュに巻き込まれる。その後、着実に順位を上げるも表彰台まで届かず、8位でフィニッシュした。
ヒート2では、DFGスペシャルウエアを着用した#8大城魁之輔が序盤からトップを快走。2番手に大倉、3番手に能塚がつけ大城を追いかけるが、大城は1分52秒台のラップタイムを維持し、後続との差を広げる。その後もミスのない安定した走りでゴールし、大城にとって3年ぶりの優勝を飾った。2位は大倉をかわした能塚が入賞。大倉は序盤で飛石が鼻に当たり、怪我を負った状況の中でのレースとなったが、最後まで走り切り3位表彰台を獲得した。総合結果は1位大倉、2位能塚、3位大城。ダートフリークのサポートライダーが各ヒートで今季初優勝を果たす、劇的な一戦となった。
IA1総合順位
総合順位 | ゼッケン | ライダー名 | チーム名 |
1位 | #4 | 大倉由揮 | Honda Dream Racing Bells |
2位 | #5 | 能塚智寛 | Team Kawasaki R&D |
3位 | #8 | 大城魁之輔 | YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松 |
7位 | #1 | ジェイ・ウィルソン | YAMAHA FACTORY RACING TEAM |
8位 | #15 | 渡辺祐介 | YAMAHA BLU CRU RACING TEAM |
9位 | #6 | 大塚豪太 | T.E.SPORT |
10位 | #10 | 内田篤基 | Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS |
11位 | #7 | 安原志 | 八尾カワサキ with ANNEX CLUB |
IA2クラス
IA2クラスも30分+1周で行われた。ヒート1は開幕戦以来の出場となる#53ブライアン・シューがトップに立ち、レースをリード。#1中島漱也が2番手につき追いかける展開となった。中島はシューに食らいつくが、その差は徐々に拡大する。しかしレース中盤、シューはチェーンが外れるというアクシデントに見舞われポジションを落とす。これにより中島がトップに浮上。そのまま単独走行へと持ち込みヒート1を制した。なお、2位には#2田中淳也がつき、チェッカーを受けた。
一方、ヒート1では4位に#14吉田琉雲、5位に#5柳瀬大河が入賞した。両者ともにスタートで出遅れ、吉田は7番手あたり、柳瀬は9番手あたりから追い上げを強いられたが、着実に前のライダーをかわしていく。特に柳瀬は1位の中島よりも2秒速い、ベストラップタイムを記録。表彰台には届かなかったものの、2人の追い上げが光ったレースとなった。
ヒート2では、中島、田中、#6鴨田翔がスタートで飛び出しトップ3を占める。中島がリードするが、レース中盤、追い上げてきたシューの猛追を受ける。中島はラインを抑えるが、シューが隙をついてトップに浮上。中島は2位でフィニッシュとなり、3位には田中が入賞した。
なお、今大会でDFGのスペシャルウエアを着用した#47道脇右京はヒート2で9位に入賞。ヒート1こそ振るわなかったものの、ヒート2で巻き返す勢いを見せた。
IA2総合順位
ゼッケン | ライダー名 | チーム名 | |
1位 | #1 | 中島漱也 | YAMAHA BLU CRU RACING TEAM TAKA |
2位 | #4 | 田中淳也 | YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松 |
3位 | #6 | 鴨田翔 | Kawasaki PLAZA 東大阪 |
5位 | #5 | 柳瀬大河 | TKM motor sports いわて |
7位 | #12 | 福村鎌 | TeamSBE |
11位 | #47 | 道脇右京 | バイカーズステーション金沢レーシングwithMOTUL |
12位 | #14 | 吉田琉雲 | Bells Racing |
20位 | #35 | 今岡駿太 | Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS |
26位 | #34 | 松木悠 | Yogibo PIRELLI MOUNTAINRIDERS |
レディースクラス
予選では、ここまで3連勝を飾る#1川井麻央を抑え、#6箕浦未夢がトップ通過を果たした。決勝の行方に注目が集まる中、箕浦がスタートでトップの座を得る。その後ろを川井が追いかける展開となった。先行する箕浦に対し、川井が徐々に差を詰めると、レース中盤でトップを奪取。箕浦は川井に食らいつくが、バックマーカーの対応に苦戦し徐々に差が開く。結果、1位川井、2位箕浦という順位でフィニッシュ。川井は今シーズン4連勝目を飾った。
レディースクラス総合順位
ゼッケン | ライダー名 | チーム名 | |
1位 | #1 | 川井麻央 | T.E.SPORT |
2位 | #6 | 箕浦未夢 | TEAM ITOMO |
次戦は約3ヶ月のインターバル期間を経て、9月20〜21日、奈良県にある名阪スポーツランドにて行われる。サポートライダーたちがどんな活躍を見せてくれるのか、さらなる熱戦が繰り広げられる後半戦も注目だ。